【開催レポート】オンライン講座A・B



2022年11月25日(金)・12月2日(金)に講師に山田剛史先生をお迎えして、ソナタ単楽章A部門、ソナタ単楽章B部門の本選出場者向けにオンライン講座を開講いたしました。

講師

山田剛史先生(オンライン講座A・B)
国立音楽大学・東京学芸大学 非常勤講師、ピアニスト


講座内容

ソナタをめぐるあれこれ ~時代、キャラクター、対話~ 
※テーマはオンライン講座A・B共通

①バロックから古典派へ
バッハや、その息子たち、そしてハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン・・・
音楽の中身や表現はどう変化しただろう?あるいは何が共通しているのだろう?

②音楽の素材と組み立て方を知ろう
古典派の音楽は、「ことば」をしゃべり、演じるように書かれています。ひとつひとつの「ことば」(素材、モティーフ)が、どのように組み立てられ、フレーズや楽曲を作っているのか。楽譜の読み解き方を学んでいこう。

③オペラや交響曲、弦楽四重奏から対話を学ぼう
オーケストラのように弾くとは?音色の対比、音のキャッチボールなど。


当日の様子

講座の冒頭では、古典派を代表する「ハイドン」・「モーツァルト」・「ベートーヴェン」の楽譜の一部を見ながら、作曲家当てクイズをしました!どのあたりがその作曲家らしいのか?3人の作曲家には何が共通しているのか?ということを山田先生に解説いただきました。

作曲家クイズで緊張も解けた後は、18世紀と19世紀の社会状況の変化音楽性の違いを見比べたり、「音楽と言葉の結びつき」「音楽のリズム」についてもお話いただきました。
実際にバッハの平均律第1巻 第1番 (フーガ)や、ハイドンのピアノソナタHob.XVI:32第1楽章(提示部)の楽譜を見ながら、具体的に解説いただきました。
その他にも、ベートーヴェンのエグモント序曲や、モーツァルトの魔笛の音源なども聞いて、より理解を深めていきました。

その後は、それぞれの講座で以下の楽曲を主に取り上げながら解説をいただきました。 【オンライン講座A】
・モーツァルト / ソナタ第2番 ヘ長調 K.280 第1楽章
・ベートーヴェン / ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1 第1楽章
・ベートーヴェン / ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2 第1楽章

【オンライン講座B】
・モーツァルト / ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570 第1楽章
・ベートーヴェン / ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 第1楽章
・ベートーヴェン / ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 第1楽章

まとめ

今年度初開催となったオンライン講座はいかがでしたでしょうか?みなさまの今後のピアノ学習のきっかけになれば幸いです。2023年度のソナタコンクールについては、詳細が決まり次第公式ホームページにてお知らせを公開いたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。




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