春は進級・進学の季節。暖かい春の陽気とともに、ソナタコンクールを受験した新大学1年生から嬉しいお便りが届きました!今回は、第1回ソナタコンクール「ソナタ全楽章コース」に参加し銅賞を受賞、その後、東京藝術大学を受験し、見事合格された久保真希さんにお話を伺います。
ソナタコンクールを受けたきっかけは?
もともとこの1年は受験のためにコンクールなどは受けず、レッスンと受験勉強に徹するつもりでした。ですが、練習するうちに受験曲に悩みが生じてきました。曲を変えたり、古典期のソナタにも苦戦していた9月頃、ソナタコンクールの記事を見つけ、当時師事していた先生に自分からコンクールを受けたいと申し出て、参加することにしました。
ソナタコンクールを受けて・・・
12月のレクチャー&マスタークラス&アナリーゼは、自分の音楽への考え方が大きく変わった体験でした。小さな曲の中でも音楽の流れがあり、その形式をとらえ、構成を考え、分析していくと、その理解が演奏に生きてくるということを身をもって実感しました。それまでも受験勉強として楽典の勉強などには取り組んでいましたが、どこか演奏とは結びついておらず、演奏と楽典でそれぞれ独立した教科を勉強している感覚でした。この日がきっかけとなり、楽譜をじっくり見て1つ1つの記譜に対して、なぜ、どうして、と問いかけて勉強するようになり、改めて作品や作曲家の魅力を感じ、より真剣に音楽に向き合って深く勉強したいという思いが強くなりました。
音楽の本質を考えるきっかけを与え、自分からすすんで音楽を勉強する方法を気づかせてくれたソナタコンクール。今年は、マスタークラスの聴講ができたらと思っています!
新しい季節に、新しい学びを!第2回ソナタコンクールは東京予選の他に大阪予選もございます!皆様のお申込をお待ちいたしております。(ソナタ全楽章コースのお申込は5/1からスタート!)