【開催レポート】レクチャー&アナリーゼ&マスタークラス

2016/12/12

12月11日、ソナタコンクールソナタ部門の本選参加者を対象にした、レクチャー&マスタークラス&アナリーゼを開催いたしました!講師の加藤真一郎先生、西尾洋先生、秋山徹也先生からは、「ソナタ」をより深く感じ、自分の演奏する「ソナタ」と向き合うきっかけを与えてくれるような、温かい言葉や問いかけを頂く一日となりました。当日の様子を少しだけお伝えします!

グループビルディング

まずは初対面の参加者同士の緊張をほぐすため、弊社代表の福田よりご挨拶と同時に、グループメンバー同士で自己紹介などを行う「グループビルディング」を実施。

レクチャー

ソナタって何?形式とは?加藤先生からの問いかけに参加者が答える場面や、参加者同士で「ソナタ」について知っていることをディスカッションしあう時間もあり、改めて、自分の取り組んでいる「ソナタ」を考える時間に。

東音ホールでのマスタークラス


加藤真一郎先生によるマスタークラスの様子。会場によってどう音をコントロールするか、細かな音色の違いをどう意識して弾くかという演奏の観点から、さらに和声分析からどういう音を出すのか、多角的視点からアドバイスしていきます。

竹の間サロンでのマスタークラス


こちらは、西尾洋先生によるマスタークラスの様子。「どこから音が鳴っている?」「ここは何調?」といったことに意識を向ける言葉かけをすると、あっという間に参加者の音色が変わっていきます。

アナリーゼクラス


「ソナタ」を分析する前に、曲の構成が少しシンプルな「ソナチネ」を例に「形式」を学んでいきます。「ソナタ」の分析では、曲の構成や転調の場所を分析することで、作曲家が意図したことを推察し、さらには自分の演奏にどう落とし込んでいくか、徹底的に自分のソナタと向き合っていきます。

ロビーでの質問会



まる一日「ソナタ」について考え、先生方に質問したいことがたくさん出てきたようで、ロビーにいる先生方をつかまえての相談会です。

レクチャー、マスタークラス、アナリーゼクラス、どの会場も真剣に学ぶ参加者と「ソナタ」の魅力を余すところなく伝えようとする先生方の熱気で大盛況でした!この企画が、参加者にとって、音楽学習を進める上での新たな気づきとなり、さらに自身の音楽を深めていくきっかけとなれば幸いです。本選での演奏を楽しみに致しております!

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